チャート分析・FX知識

FXチャート分析「フィボナッチ・リトレースメント」とは?使い方、ポイントを徹底解説!

フィボナッチ・リトレースメントとは、黄金比率を利用するフィボナッチ数列をチャートに表示させることができる指標です。

多くのトレーダーが意識する指標であるため、テクニカル的に重要なポイントを把握でき、エントリー戦略に役立てることができます。

フィボナッチ数列とは?

フィボナッチ数列とは、13世紀のイタリア数学者、フィボナッチが発表した数列のことです。

1,1,2,3,5,8,13,21,34と直前の数字の和が続いていく数列で、どの数も次の数に対する比率が0.618に近づいていき、前の数に対する比率が0.618に近づいていくのが特徴です。

0.618:0.382は黄金分割と呼ばれ、0.618:1は黄金長方形と呼ばれます。

これらの比率は人間が心地よい比率であると言われ、自然界の様々な場所で見ることができます。

例⇒ひまわりの花、台風の渦、クレジットカードなどのカード、モナ・リザ、パルテノン神殿

 

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フィボナッチ・リトレースメントでなにが分かる

フィボナッチ・リトレースメントは黄金比率をもとにした指標ですが、これで何が分かるのでしょうか。

押し目を把握できる

フィボナッチ・リトレースメントは、押し目を把握する際、非常に有効になります。

フィボナッチ・リトレースメントは、相場における波の安値と高値を指定することで、各ラインを表示させることができます。

フィボナッチ・リトレースメントのラインで特に意識されるのは、38.2%、50%、61.8%です。

これらのラインで押し目を作って、再度トレンド方向に動く可能性が高いとされています。チャートでは、61.8%を少し割ったポイントで反発し、再度上昇に転じていることが確認できます。

もちろん、確実にこれらのラインで反発するとは限りません。しっかり相場の周辺環境をチェックしながら押し目買いを狙っていきましょう。

戻り目を把握できる

下落トレンドの場合も、同様に高値と安値を指定することで、戻り目となるポイントを把握することができます。

下落トレンドでは高値⇒安値の順番に価格を指定していきます。

チャートでは安値を付けた後、フィボナッチ・リトレースメント50%ラインまで反発を見せています。

価格が50%に差し掛かると、再び下落トレンドの波に乗って下落が始まります。下落トレンドが始まったら、売りエントリーで仕掛けていきましょう。

押しや戻しが浅い場合、分割でエントリーする手も有効

フィボナッチ・リトレースメントの重要ラインで押し目や戻り目を作っても、38.2%や50%など、押しや戻しが浅い場合は小ロットでエントリーすることをおすすめします。

押し目や戻り目だと思ってエントリーを行っても、さらに深く押し、戻しを形成することがあるからです。

10万通貨でエントリーを考えている場合、以下のような分割エントリーが有効になります。

38.2%⇒3万通貨でエントリー

50%⇒3万通貨でエントリー

61.8%⇒4万通貨でエントリー

61.8%を割ったらロスカット

このようなトレード戦略を立てることで、もし、38.2%など浅い押しや戻しで反発しなかった場合、買い増す(売り増す)ことで、平均取得単価を上げる(下げる)ことができます。

一方で、浅い押し戻しで反発した場合、チャンスを逃すこと無く利益を上げることができるというわけです。

また、決め打ちして大きなロット数を張るよりも、分割エントリーは精神的にもラクなので、実践してみる価値は大いにあるでしょう。

 

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フィボナッチ・リトレースメントを使用するときの注意点

フィボナッチ・リトレースメントはエントリーポイントを探る上で、有効となりますが、注意点としてどのようなことが挙げられるのでしょうか。

引き方のルールは統一

安値と高値を指定するとき、ローソク足の実体のみで判断するのか、ローソク足のヒゲも加えるのか、自分でルールを作成し、統一するようにしてください。

安値はローソク足の実体だけで指定するのに、高値はヒゲも含めるといったことはしないようにしましょう。

フィボナッチが機能しないこともある

フィボナッチ・リトレースメントは意識されるラインであることは間違いありませんが、必ずしも機能するとは限りません。

移動平均線のゴールデンクロス、ファンダメンタルズ条件の変化など、フィボナッチ・リトレースメント以外で意識される大きなファクターがあれば、そちらが重視される可能性が高くなります。

フィボナッチ・リトレースメントに頼るのではなく、総合的な相場環境を頭に入れながら、エントリーの戦略を立てることが大切です。

フィボナッチラインを抜けたらトレンド転換に注意

押し目や戻り目が形成されず、そのままフィボナッチラインを突破すれば、一気にトレンド転換する可能性が出てきます。

特に多くのトレーダーが意識する61.8%を割ってしまうと、トレンド転換してしまう可能性が高くなります。

トレンド転換には常に警戒し、リスク管理を徹底するようにしてください。

 

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