FXのトレードスタイルは、トレード期間によって主に3種類に分けることができます。
・数秒~数分で売り買いをするスキャルピング
・1日かけて売り買いをするデイトレード
・数日~数週間、数か月かけてポジションを保有するスイングトレード
今回は、それぞれのトレードスタイルの特徴や取引例を紹介していきます。
3種類のトレードスタイルとは
FXの3種類のトレードスタイルは、以下の通りです。
スキャルピング・・・エントリー後、数秒から数分程度で決済を行うのがスキャルピングです。10pips程度未満の値幅を狙うことが多いので、なるべく大きなレバレッジをかけて取引します。
デイトレード・・・エントリー後、10分程度から数時間で決済を行います。ポジションは日をまたいで保有しないので、10pips程度~100pips程度の利益を狙っていきます。
スイングトレード・・・エントリー後、ポジションを数日~数週間程度保有するトレードスタイルです。中期的なトレンドの変化を狙っていくので、100pips以上の値幅を狙っていきます。また、スワップポイントを狙うこともできます。
トレードスタイルの特徴
それぞれのトレードスタイルの特徴を、表にまとめてみました。
狙う利益幅 | ポジション保有期間 | 取引回数 | |
スキャルピング | 小さい | 短い | 多い |
デイトレード | 普通 | 普通 | 普通 |
スイングトレード | 大きい | 長い | 少ない |
各項目を見ると、スキャルピングとスイングトレードが真逆になっており、デイトレードが標準的な水準となっています。
トレードスタイルのメリット・デメリット
次にトレードスタイルそれぞれのメリットやデメリットを解説していきます。
スキャルピングのメリット・デメリット
〇メリット
・小さな波を狙えるので、大きな利益につながる
〇デメリット
・瞬時の判断力が必要になる
・テクニカル分析がハマりにくい
スキャルピングは相場の波を細かく狙っていくトレードスタイルです。そのため、利益を積み重ねていけば、大きな利益につなげることが可能です。
一方で、微妙な値動きを頼りにトレードしなければならないことから、スキャルピングならではの難しさがあります。
デイトレードのメリット・デメリット
〇メリット
・ポジションを持ち越さないので精神的にラク
・テク二カル分析がハマりやすい
〇デメリット
・利益を上げやすい相場を選ぶ必要がある
スキャルピングにも言えることですが、保有ポジションを日をまたいで持ち越さないため、精神的にラクというメリットがあります。
また、スキャルピングに比べると、テクニカル分析がハマりやすいのもメリットです。テクニカル的な節目に絞ってエントリーすれば、精度の高いエントリーができるでしょう。
ただし、テクニカル的な節目に絞らなければいけないので、チャンスを見張っておかなければならないというデメリットがあります。
スイングトレードのメリット・デメリット
〇メリット
・注文回数が少ないので、トレードにかかる負担が少ない
・ファンダメンタルズ分析がハマりやすい
〇デメリット
・相場の急変にかかるリスクが高くなる
中長期トレードに該当するスイングトレードは、短期トレードに比べるとトレードにかける負担が少なくなります。
また、金利、景気状況、各国政府の金融政策など、ファンダメンタルズ条件の影響を受けやすいことも特徴です。
ポジション保有時間が長くなるので、相場急変のリスクを抱えやすいというデメリットもあります。
各トレードスタイルの取引例を紹介
次に3つのトレードスタイルの取引例を紹介していきます。
スキャルピングでブレイクを狙っていく
スキャルピングの場合、1分足か5分足のチャートを表示させてエントリーポイントを探っていきます。
水平線などを引いて、意識されるラインを確認しておきましょう。意識されるラインをブレイクすれば、順張りでエントリーを行います。
エントリー後、ある程度利益が出たら10分程度以内で決済を行います。このトレード例では、7pips程度の利益を得られたことになります。
スキャルピングでは、逆張りのリバウンドを狙う戦略もありますが、順張りがリスクが小さく基本的な戦略となります。
デイトレード押し目を狙っていく
デイトレードの場合、15分足~1時間程度のチャートを表示させます。チャートはユーロドルの15分足ですが、上昇トレンドの中で一時的に下落したタイミングがあります。
ここで買いエントリーを行えば、再上昇の波をとらえることができます。このトレード例では、5時間で50pips程度の利益を得られたことになります。
スイングトレードで中期的な波を狙っていく
スイングトレードの場合、4時間足~日足を表示させます。スイングトレードで狙っていくのは中期的な波です。
チャートはユーロドルの4時間足ですが、中期的な下落トレンドにあることが分かります。短期的な上昇が発生したとき、移動平均線にレジスタンスされたことを確認して売りでエントリーを行います。
その後は、中期的なトレンドに乗って下落が継続します。移動平均線をブレイクしたら、下落トレンド終了のサインとなるので、決済ポイントとなります。
このトレード例では、3週間で150pips程度を獲得できたことになります。今回はトレンド転換のサインを待って利益確定を行いましたが、転換を待たずに利益が大きくなったポイントで決済してもよいでしょう。
まとめ
今回の記事ではスキャルピング、デイトレード、スイングトレードと3つのトレードスタイルを紹介しました。
1日中パソコンに張り付ける専業トレーダー、仕事をしながらでずっとチャートを見れない人など様々なので自分に合ったトレードスタイルを見つけましょう!
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